愛でした

よろこびもいたみも

きみが望んでるあしたへ

 

 

宇宙Six単独公演は、可能性しか感じない時間でした

 

 

わたしは、They武道としての2014年の初単独には入っていなくて、なにがあっても入ればよかったって今となっては思うけど、当時はそういう状況ではなかったのでもうこればっかりはしょうがないとしか言えないんだけれども、まあだから聞いた話、しかできないけど、もう1年目はさ、会場に入ったその瞬間からあ、They武道って天才だな、ってたぶん誰もが思ったとおもうんですよ。だって入ってない私ですらそうだったから。ずっとやりたいと望んでいた単独公演、紆余曲折を経て迎えたその日をあの一通の手紙からはじめたこと。

丁寧に書こうって、想いがつたわるように書こうって、そういうの全部つたわるような字で、感謝も決意もすべてを織り込んだ内容で、ああやって形に残るものとしてあの手紙をくれたのは、きっと会場に入れないひとにも想いが届くようにって、そういう意味合いもあったんじゃないかって入れなかったわたしは勝手に思ってます。

They武道だけじゃない、いろんなグループがクリエで「初単独公演」というステージを踏んできたと思うけど、違う角度から切り込んでこられたこのサプライズはさすがとしか言いようがなかった。

すごいおたくの心わしづかみにしてくるじゃん!?って。

 

そこからの2年目、3年目。

媚びすぎず、でもみたいと思ってるものをみせてくれる、こういうのみたいんでしょはいはい、だけで終わらせることもなく、自分たちのやりたいことと見せたいものをちゃんと示してくれるバランスのよさは天下一品だった。

クルトンなんてそんなのどっからみつけて出してきた!?って声にならない声で叫んだ。わたしが。2年目で振付講座をやったGUTS!を3年目でも合同でも同じ振りでやってくれること。ずっとほしかった、ないならつくっちゃえっていうオリジナル曲。何度だっていいたい、どこを切り取ったってまじでただの天才の所業だった。

 

 

They武道って隙がないな、というのがわたしが持っていた一番の感想だったと思う。

かわいい曲は最高にかわいくみせることが出来るし、と思ったらしっかりアクロバット入れてきたり、歌だってめちゃくちゃうまくて、かっこいいの表現も100%できる。

かわいいとかっこいいを、見たいと見せたいを、きちんとテーマを設けて、絶妙なバランスで完璧に作りこんでくるのがThey武道のクリエだったんですよ。They武道のことすきでよかった!幸せ!!って、そう思うしかないものを毎年提供してくれていました。来年はどんな構成になるのかな、あの曲がきけたらいいな、ソロは誰のなにうたうかな、2016年の単独がおわってからそんなことばっかり考えて。

 

 

そんな中、They武道としてのクリエはもう見ることができないと知ることになるのが11月でした。

 

きっとほとんどのひとが、They武道と幸大は遅かれ早かれくっつくんじゃないかって思ってた。それはThey武道に幸大が吸収されるのか、まったく別のグループになるのか、考えてはいたけどなかなか口には出せないままの時間がしばらく流れていたころで。でも蓋を開けてみたら、出てきたのは宇宙Sixという6人のグループでした。

わたしは、They武道も幸大も、いろんなものを手放して、なくして、たくさん傷付きながら、それでも大事なものだけは守っていけるようにって、そうやって生きてきた人たちだと思っていて。そんな4人が選んだ道が宇宙Sixなんだなって思って。守りたいものを、守りたい場所を考えてした選択なんだろうなって思って。

They武道は、They武道をすきなこの気持ちは、どうしたらいいんだろうって思わなかったわけじゃない。きっと6人になっても、3人の絆をみつけたら嬉しくて、3人で歩いてきた軌跡がみえたら嬉しくて。だけどそれでも、それ以上に、They武道を手放す覚悟をした3人を、宇宙Sixを受け入れた3人を応援したいと思った。

あの時は先のことなんて全然みえなかったけど、でも3人のことだけは見失わずにいようって、そうしたら自然とわたしのなかにも答えがみつかるんじゃないかって、そんな気持ちで迎えたクリエでの公演でした。

 

 

今年はMADEとの合同からのスタート。

もうさあ!なんなの!?って。死ぬほどたのしいんだけど!なんなの!?!?って。だってショックデビルって!!さてはやっぱりおまえらただの天才だな!?ってなるじゃん。正義の味方とか瞳をとじてとかもうさあ!!って。

ほんとにただただ楽しくて、楽しそうで、あんまりグループの垣根を意識しなかったぶん、いい意味で宇宙Sixにフラットに入り込んでいくことができたんだと思う。準備期間をもらったような感じだった。

でもきっとそれは宇宙Sixにとってもそうだったんじゃないかなとも思いました。あの合同公演があったことで、単独公演を気負いすぎることなく迎えられたんじゃないかなって。

 

 

そしてはじまった単独公演。

 

特に話したい曲のことだけ話すけど、まず1曲目のAsterisk。ああそうだね、って、これだね、っていう曲からはじまって。宇宙Sixっていうグループのはじめての単独の1曲目にもってこられたのがAsteriskって、すごく無難にはみえるけど、「はじめまして宇宙Sixです!!」感が如実に表されていてとてもよかったとおもいます。

ロマンチックタイムからのまいったネ今夜。ロマンチックの案を出したのが嘉孝だってきいたとき、原、おまえもか。っておもった。ほんと天才しかいなくて嫌になる。ロマンチックで江田くんとめめさんが組んでたのとか、まいったネの後半がThey3人になるのとか、もうこんなのは完全に仕組まれていて、息つく暇もないってこういうことだって、そんなどうでもいいこと考えてた。

Hair。これは、これこそ、6人だからやろうっておもって、6人だからできた曲なんだろうな、と。3人じゃきっとできなかった。あとはもうただただ単純に、かっこよくてずるい。歌割も振付もぜんぶがずるい。 

ひとりひとりの顔がよくみえるようにって、わざと座ったままのハイタッチタイムにしたHo!サマー。これも今回の単独には必要な時間だったんじゃないかなあとおもいました。もちろん知ってはいるけど、この6人で宇宙Sixですよーっていう、改めての刷り込みの時間、みたいな。

アイアイ傘→抱いてセニョリータ→Crazy Accel。しっかりと歌声で聴かせる林松本ペア、向かい合って歌ってからの背中合わせ(しかもお立ち台でスタンドマイク)という演出に力が入ってる江田目黒ペア、踊る!踊る!とにかく踊る!っていうダンスで魅せる山本原ペア。しっかり色分けされててみててきいてて心地よかったのがこの3曲でした。

愛想曲。ここで和装ででてきて殺陣をもってくるっていうのがもうさあ。多才さを隠しきれてないじゃん。いっそ嫌味なくらい多才。こんなのおたくすごいすきなやつじゃん嫌いなひといないじゃん…って。もうため息。

ラストのEndless Summer。本編の最後がこれなのほんとに楽しくてすごいすきだった。これをここにもってこれる宇宙Sixすごいすきだとおもった。なんかばかみたいなことしか言えないけどほんとにもうすきが詰まってた。

そしてアンコールYes?No?はお馴染みりょうちゃんのてぇあげろーーーー!!!!!!さいごに、ぼくたちの名前を一緒によんでください!はよくあるやつだけど、やっぱり変わらずりょうちゃんが、みんなは宇宙Sixのもの、宇宙Sixは\みんなのものー!!!/を言わせてくれるんですよ。

 

ほんとに、幸せだった。もうそれに尽きるんだけど、宇宙Six最高じゃん!って。こんなに嬉しいものばっかりみせられて、なんでこんなにわかってくれるのって、なんでこんなに優しいのって、公演終わりの感想がそれだった。一曲一曲が、組み込まれたすべてが宇宙Sixとしての未来をみせてくれたし、これまでにとらわれない、これからを感じることができたんですよね。

だから、あ、宇宙Six大丈夫だ、って、なーんだ、可能性しかないじゃん、っておもって。すごくすごく安心した。これからももっと、どんどんすきになれる気しかしなくてすごく嬉しくなった。

そんな今年のクリエでした。

 

 

わたしは、基本的には本人たちが笑っててくれればそれでよくて。They武道でも、宇宙Sixでも、望んでそこに立っているひとでいてほしくて。They武道でできなかったことが、宇宙Sixでできるようになったらいいなあとおもうんです。ここは今まではできなかったところだけど、これからならできるんじゃないか、とか、そういう考えが増えてくれたらいいなあって。

 

素直に、これからもついていきたいと思わせるステージをつくってくれたこと、これまでの感謝も、この先の未来も、ぜんぶを詰め込んでくれたこと、楽しかった!幸せ!!っておもわせてくれたこと、何度いっても足りないくらいだけど、ありがとうといいたいです。

 

 

宇宙Sixの歩いていく道が幸せで溢れますように。